2023年4月19日にリリースされたTeravit(テラビット)がSteamの評価で低評価の嵐となっている。レビューを覗いてみると…。
※この記事はリリース直後のものです
テラビットとは
テラビットとはCyberStep社から販売されているサンドボックスゲーム。自由自在にワールドを作成し、他のプレイヤーと共有してかけっこしたりモンスター討伐をしたりPvPしたりするのが目的。
見た目からして第二のマインクラフトを狙っているのであろう雰囲気。
クラフトピア…いやブレワイかな?
Steam上でのα・βテストを経て2023年4月19日に正式版となってリリースされた。
期待されていたゲームではあったがリリースされた直後の評価はなんと低評価の嵐。初日にサーバーエラーなどをかましてしまったという準備の悪さが露呈したのもあるが、もっと大きな理由がある。
α・β版を遊んだユーザ「頼んだものと違うんですけど」
テラビットが低評価の嵐となってしまった理由だが簡単に言うと
「俺が求めていたゲームと違う」
これが圧倒的に多い。Steamでのとあるユーザ達のレビューを合わせると「マインクラフトを頼んだら雑なマリオメーカーが出てきた」というのが一番しっくりくるだろう。
α・β時代ではサバイバル・クラフトの要素があり、まさに第二のマインクラフトという雰囲気があった。ストーリーもあったので冒険要素も強く、正式版もこの路線で行くことを期待していたユーザが多かった。
しかしふたを開けてみたらなんと路線変換。自由にワールドを作成して他のユーザと共有する方針に舵を切ったようだ。これだけならいいのだがなんとサバイバルやクラフト要素が削除された。ストーリーも姿を消したため冒険感は皆無。第二のマインクラフトを期待していたユーザは大いに衝撃を受けた。マリオメーカーにもストーリーモードあるんですが…。
では「冒険するより作成する方が好き」「今初めてテラビットを知った、テスト時代を知らない」ユーザならどうだろう?
残念ながら公式のチュートリアルにマニュアルもない不親切設計。調べたら出てくるがそれはゲーム内でやってほしいもの。操作性も悪くユーザの足元、いや手元からメンタルを削ってくる。設定できるクエストもミニゲームレベルと何とも言い難い。
この手のゲームは凄腕職人が出てくると盛り上がる…はずだがここまで不親切な設計では生き残れる人は少ないのではないだろうか。マリオメーカーとして見ても厳しいと言わざるを得ない。
他にもアバターの着せ替え機能もこのゲームにはあるのだが外部ソフトに丸投げするスタイル(これも使いづらい噂が)。案の定(?)版権的に危ないものがすでに転がってる状態。
めんどくさいことは全部ユーザに押しつけてるように見えるのは気のせいだろうか。運営姿勢に怪しさが漂う。
海外のユーザも「RPG要素はどこ?」「操作の説明はどこ?」と似たような反応が散見される。
今後のアプデで変わるかもしれない
出だしは見事にずっこけてしまったテラビットだが、今後のアップデートによって評価は変わるかもしれない。
ドット絵が好き、純粋にワールドを作りたいという人からは評価できる部分があるようなのでチュートリアルやマニュアルの拡充、操作性の改善、新しい機能を実装していけばメーカーものとして良作に成り得るのではないだろうか。
チュートリアルの実装をするアナウンスあり。
【チュートリアルについて1/3】
— 【公式】TERAVIT (@teravit_jp) April 24, 2023
皆様のご指摘にありますように、チュートリアルの準備が足らずご迷惑をおかけしております。
ゲーム内チュートリアルは今週目処で実装する予定です。
4月28日のアナウンスでツクール系の路線で行く事を発表した。
【テラビットのゲーム性について】
— 【公式】TERAVIT (@teravit_jp) April 28, 2023
リリース後も多くのご意見・ご感想をいただき、誠にありがとうございます。
テラビットのゲーム性について改めてご説明させていただきますので、下記画像をご確認ください。 pic.twitter.com/UEZqom2kxI
時間が経てばα・β時代を知らないユーザが増えるだろうし上の「求めていたゲームと違う」レビューは過去のものとなりそうだが…果たしてそこまで生き残れるだろうか。
…「求めていたゲームと違う」でかつての聖剣伝説4の評価を思い出したのは自分だけだろうか?
【2023/12/05追記】チュートリアルや説明書はそれなりに整ってきてアドベンチャー要素も一部復活したらしく改善されつつあるようです。ただし相変わらず癖が強いようで…
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