VRoid(VRM)モデルで半透明テクスチャを扱えるにかどうかについて説明しています。
半透明テクスチャを扱いたい
VRoid Studioで制作してる人の中には透けて見えるワンピースや眼鏡、ガラス・水晶付きのアクセサリーを作りたい人がいると思う。こういったときに必要となるのが半透明のテクスチャなのだがVRoid Studioでレイヤーの透明度をいじるにせよ半透明テクスチャをインポートするにせよ、Ver1.11.1現在正しく表示されない。半透明にならないか、まったく表示されないかのどっちかになるはず。
公式のQ&Aによるとシェーディングとして使っているMToonの設定の関係とのこと。シェーディングの設定を変えれば半透明テクスチャを扱えるのだが現在VRoid Studio内からは変更できない。
今後対応するかもしれないが2023年1月現在でVRMファイルで半透明テクスチャを扱いたい場合は一旦VRMとして出力し、Unityから設定する必要がある。
ちなみにVRoid Hubでは半透明テクスチャに対応している。
Unityで設定する
まずはVRoid StudioからVRMファイルを出力する。
次にUnityに出力したVRMファイルを読み込ませる。初期設定だとUnityにVRMファイルを読み込めないので専用のアドオンを読み込む。やり方は以下のページにて。

VRMファイルを読み込んだら画面下のAssetsの部分からVRMに使われているテクスチャをクリックし、画面右のInspectorの部分からRendering Typeを「Transparent」または「TransparentWithZWrite」にする。
ShaderがMToonで半透明テクスチャを扱う場合、輪郭線の描写がうまくいかないようなので注意。
MToon以外のShaderを使う場合はShaderから「UniGLTF」→「UniUnlit」を選択する。
上と同じくRendering Typeを「Transparent」にする。
編集内容の保存を忘れずに(しないままVRMの出力をすると反映されないことがある)。
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