無料の動画編集ソフト「AviUtl」でGIF出力をする方法について解説しています。
AviUtlでGIF出力をしたい
AviUtlで動画出力をするとき普通はAVIかMP4で出力することが多いと思うが、場合によってはGIF形式で出力したいということがあるかもしれない。
デフォルトでGIF出力をすることはできないが「Direct Animated GIF Export Plugin」もしくは「Direct GIF Export 2」というプラグインを入れることでAviUtlからGIF出力をすることができるようになる。
Direct Animated GIF Export Plugin
一番使われていると思うプラグイン。
プラグインの導入
まずはこちらのサイトにアクセスしてAGifExportPackをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍してSrcフォルダとreadme.txt以外のファイルをAviUtl本体があるフォルダに移動させる。
GIF出力をする
「ファイル」→「プラグイン出力」と進み「Animated GIF Export」を選択する。
ファイル名を入力し、ビデオ設定で出力設定をして保存をクリックすると出力が始まる。
ビデオ設定を開くと出てくる項目がいくつかあるが、「Drop every」を1に、「Color limitを256」に、「Drop local color maps」をオフにするのがオススメ。無限ループさせたい場合は「Loop」を0にする。
設定項目について
各項目の詳しい説明は以下の通り。
項目 | 内容 |
Drop every | フレームレートの変更。1大きくするたびにフレームレートが減っていく。60FPSだと60→30→20、30FPSだと30→15→10→…という具合。 |
Loop | 再生させたときにループする回数を指定する。0なら無限にループ。 |
Dither Method | ティザの設定。GIF形式だと表示できるカラー数に制限があるのでそれをどうにかしたいときに。 |
Color Limit | 使用できるカラー数を設定する。最大で256色、最低で8色。 |
Fuzziness | 輪郭のぼかし具合の設定 |
Drop local color maps | あまり使われない色を省略する(多分)。ONにするとモヤが発生しやすい |
Adaptive frame insert | ファイルサイズを節約する設定? |
Make this color transparent | 指定した色を透明化する設定 |
Default, Richcolor, SmallesFile | 文字通りに各項目を自動設定する |
Direct GIF Export 2
もう1つのプラグイン。先ほどのプラグインより出力が早い(気がする)が、更新が止まっている。
プラグインの導入
こちらも同じサイトにアクセスしてDGE2をダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍して「DirectGIFExport2.auo」「gifside_x64.exe」「libiomp5md.dll」の3つをAviUtlの本体があるフォルダに移動させる。
GIF出力する
「ファイル」→「プラグイン出力」と進み「Direct Animated GIF Export 2」を選択する。
ファイル名を入力し、ビデオ設定で出力設定をして保存をクリックすると出力が始まる。
とりあえず出力したいのならTarget Flamerateの左のボックスに30か60を入力しApplyをクリックして設定を保存する。無限ループさせたい場合は「Loop count」のところを空白にする。
設定項目について
情報が少なくわかるところだけ書いてます。readme.txtにも書いてないので…
項目 | 内容 |
Dither Method | ティザの設定 |
Drop Local Color Tables | あまり使われない色を省略する(多分)。ONにするとモヤが発生しやすい |
Target Framerate | フレームレートの設定 |
Color Limit | 使用できる色の数の指定。最大で256色、最低で8色。 |
Dither Level | ティザの設定 |
loop count | ループ設定。無入力で無限ループ |
Make color # *** transparent | 指定した色を透明化する |
出力時残り1%で応答なしになる
どちらのプラグインを使っても出力時に残り1%のところで応答なしになることがあるが、これは仕様。気長に待ちましょう。
エフェクトをかけまくってる場合、20秒程度の動画でも出力に1時間近くかかったことがあるのでその場合はmp4で出力した方がいいかも。
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