イラスト制作ソフトCLIP Studio Paintでバケツツールを使った際にできる塗り残し部分をなくす方法についてまとめています。
塗り残しをなくしたい
クリスタでバケツツールを使うとよくあるのが塗り残し部分ができること。例えば髪の毛の先端など尖った部分や
アンチエイリアスのかかった部分とか
こういった部分が塗り残し部分になりやすい。たった数ピクセルだし縮小したらわからないよ!という人もいるかもしれないが気になる人はとことん気になるところ。
ということでクリスタで塗り残し部分を塗る、塗り残し部分をできる限り作らない方法を紹介してみようと思う。
塗り残し部分を見つける方法
まずは塗り残し部分を見つける方法から。
一旦全レイヤーを非表示にしてレイヤーの一番下に確認用の新規レイヤーを作り単色で塗りつぶす。白・灰・黒以外の彩度100の色なら何でも。
非表示にしたレイヤーを再度表示して塗り残しを確認する。
髪の毛の先など尖っている部分や線が密集・交差してる部分は特に念入りにチェックする。
塗り残し部分を塗る方法
バケツツールで塗り残したものの塗り残しができてしまった場合の対処法。
「塗り残し部分に塗る」を使う
塗りつぶし(バケツ)ツールから「塗り残し部分に塗る」を選択する。
カーソルがブラシに変わるので塗り残し部分を塗る。
これでも塗り残しができてしまう、あるいは線画からはみ出してしまう場合は後述する色の誤差や領域拡張の値を調整する。
「囲って塗る」を使う
塗りつぶし(バケツ)ツールから「囲って塗る」を選択する。
選択範囲の投げ縄と同じ状態になるのでを塗り残し部分を囲む。
こちらも塗り残しができてしまう、あるいは線画からはみ出してしまう場合は色の誤差や領域拡張の値を調整する。あるいは囲む範囲を変更してみる。
塗り残し自体を作らない方法
できる限り一発できれいに塗りつぶしたいときは以下の4つを合わせてやってみる。
隙間閉じを緩くする
塗りつぶし(バケツ)ツールから「隣接ピクセルを塗る」と「隙間閉じ」にチェックを入れ、一番左の□をクリックする。
閉じ切ってない部分がある場合は大きくはみ出てしまうことがあるのでその場合は線画を修正するか隙間閉じをきつくしてみる。
色の誤差を大きくする
塗りつぶし(バケツ)ツールから「色の誤差」の値を大きくする。
領域拡張をする
塗りつぶし(バケツ)ツールから「領域拡張」にチェックを入れ、値を大きくし、拡張方法を「最も濃いピクセルまで拡張する」を選択する。
アンチエイリアスをONにする
アンチエイリアスにチェックを入れる。
絵(線画)によって各設定をどのように調整すればいいのかが変わってくるのでトライアンドエラーの精神でがんばりましょう。
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