Nintendo Switch、Play Station4、Xbox Oneなどのゲームの録画ができる安いキャプチャーボードについてちゃんと使える商品かどうかを調べてみた。
安いキャプチャーボードがほしい
Nintendo Switch/Play Staion4などのゲームを録画したい、生配信したいときに必要になるのがキャプチャーボード。Google検索とかで出てくるおすすめのキャプチャーボードを調べてみると値段が高くてびっくりした人がいるかもしれない。例えばGC550とか。
もちろん調べてみれば1万円を切るキャプチャーボードは存在する。予算がない、出来る限り安く環境をそろえたいという人には嬉しいお知らせかもしれないが、安いと気になるのが録画環境。安い分何かが犠牲になっていると思う人もいるだろう。
そこで安くて有名なキャプチャーボードについて、ちゃんと使えるものなのかどうか調べてみた。
Chilison HDMIキャプチャーボード
2000円ちょっとのキャプチャーボード。Nintendo Switch/Play Staion4/Xbox Oneに対応。1080P(フルHD)/60FPSとの表記。
一見十分なスペックを持っているように見えるが実際はフレームレートが30fpsまでしか出ない。パススルー機能がないので遅延対策ができない。おまけにモノラル音声。あとUSB3.0接続必須なので注意。
ゲームの録画としては正直不向きではあるが、HDMI出力ができる一眼レフやデジカメで顔出しをしたり手元を映したいという場合には使える商品になる(説明文を見る限りではカメラの映像をPCに出力するのがメインっぽい)。

KINGONE HDMI キャプチャーボード(アップグレードバージョン)
上と似たような商品だがこちらはきちんと1080p(フルHD)・60FPSで撮影可能とのこと。ただしパススルー機能はないので遅延対策はできない。
こちらもゲーム用としては不向きだが、HDMI出力ができる一眼レフやデジカメをPCに映す場合に使うのが一番だろう。

Amazonなどで検索すると3000円までで似たようなキャプチャーボードがいくつか出てくるか、どれもフルHDだとフレームレートが30fpsまでしか出なかったり、パススルー機能がなかったりといったものが多い。この辺りの相場だとこれが限界といったところだろうか。
HSV321(ARX321, BasiColor321)
7000~8000円のキャプチャーボード。Nintendo Switch/Play Staion4/Xbox Oneに対応。パソコンのOSがMacでもOK。ちなみにこの商品、名称がいくつかあってややこしい。
お値段が一気に上がったがその分1080p(フルHD)かつ60fpsでの録画ができ、パススルー機能もついている。熱がこもりやすいというのが気になるが、最低限高画質で撮る機能を兼ね備えたキャプチャーボードとしては実質これが最安値だろう。

詳しくはこちらの記事に書いたのでそちらを参考に。
Amazonなどで検索すると名前が似ていてもっと安い商品があったりするが、それは上2つのキャプチャーボードと変わらないものなので要注意。
安くはないが定番のGameCaptureHD60s
安いキャプチャーボードという趣旨から外れるが、1080p/60fps対応・パススルー機能あり・耐久性全部求めるとなると安心と信頼のElgato Game Capture HD60sが候補に挙がる。お値段は2万円ほど。
上で紹介したキャプチャーボードとは違い専用の録画・配信用ソフトが付属されている。ゲーム動画の録画および生配信だとOBS Studioが主流だが何かとトラブルが起きがち(特に初心者)なのでそれが嫌という人はありがたいかもしれない。
番外:GV-USB2, GV-USB2/HQ
安くて定番のキャプチャーボードとして「GV-USB2」というのがある。これはレトロゲーム用(SFCやN64,PS1など)の録画用キャプチャーボードでSwitch/PS4用ではないので注意。ただし上記のキャプチャーボードではレトロゲームの録画はできないので人によっては必需品となるかもしれない。
詳しくはこちらの記事で。
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