AviUtlで動画を編集中にサムネイル用に画像を出力して保存したい、あるいはBB素材用に画像を出力して保存したい、そんな人のための画像出力方法を紹介。
AviUtlで1フレームだけ画像を出力する場合
出力イメージをクリップボードにコピーする
AviUtlの拡張機能に標準として備わっている機能。
画像として出力したいフレームに移動し、上のメニューから「編集」→「現在のフレームの出力イメージをクリップボードにコピー」を選択。
あるいはプレビュー画面上を右クリック→「クリップボードに出力イメージをにコピー」を選択。
あとはペイントを開き貼り付けを選択。もしくはCtrl+Vを押す。あとは保存すればOK。
「クリップボードにコピー」では出力できないので注意。また現在選択しているオブジェクトを示す点線やグリッド線も一緒に出力されるので出力したいフレーム上にないオブジェクトを選択してから出力しましょう。
↑余計な点線が入って出力に失敗した例。
PNG出力フィルターを使う
拡張プラグインを用いる方法。こちらのサイトからDLして解凍、AviUtl本体があるフォルダに「Plugins」の名前のフォルダを作りauls_outputpng.aufを移動させる。
出力したいフレームを選び、上のメニューから編集→PNG出力を選択。
「アルファPNG形式で出力」はオブジェクトのない部分が透過処理されて出力される。ペイントで開いて保存すると透過情報が消えるので注意。
上の標準機能とは違い直接画像として保存できるのと、ショートカットキーに割り当てることができるのでちょっとでも手間を省きたいのならこちら。
AviUtlから連番で画像を出力したい場合
拡張編集AVI/BMP出力 (RGBA)を使う
動画のエンコードとして主に使われているであろうx264guiExに備わっている機能。1フレームだけの出力も可。
画像として出力したい動画の範囲を選択したあと、上のメニューからファイル→プラグイン出力→拡張編集AVI/BMP出力(RGBA)を選択。
出力形式を.bpmにし、名前を付けて出力するばOK。
うっかり範囲指定をせずに出力すると出力先のフォルダのファイルの数がすごいことになるので注意。あと当然ですがx264guiExを導入してないとプラグイン出力に表示されません。
連番BPM出力を使う
AviUtlの開発者KENくんが作成したプラグイン。AviUtlのお部屋からDLする。
解凍後、bmp_output.auoをAviUtl本体があるフォルダに移動させる。出力したい範囲を指定して上のメニューからファイル→プラグイン出力→連番BPM出力を選択。
昔は定番だった(と思う)けど現在は上の拡張出力(x264guiEx)を入れてる人がほとんどだと思うので使う場面はほぼないかと。どうしてもx264guiExで出力に失敗する場合はこちらで。
現フレームの一部分を切り取って(トリミングして)出力したい
オブジェクト単位での出力は可能だが下の画像みたいにゲームのキャラの部分だけを切り取りたい、というのは残念ながら標準機能にも拡張プラグインにもない(多分)。
大雑把でいいならSnipping Toolの自由形式で切り取って保存する。あとはGIMPとか使って頑張りましょう。
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