自作PCの動作が重い、遅い原因と対処法をまとめています。BTOで買ったPCでパーツを交換した場合も含めます。
自作PCの動作が重い、遅い
購入したPCパーツを組立て、無事起動。快適なネットライフの始まり…と思ったら妙に動作が重い。あるいは高性能のCPUやGPUを積んでいるのにゲームをするとなんかカクついて性能が発揮されていない、ということがある。
組み立てて最初は問題なく動いても気が付くと起動に時間がかかるようになったり、アプデが入ったわけでもないのにゲームが重くなってしまったということもある。
自作PCの動作が重い、遅い原因は基本家電量販店で売られている一般のPCと同じだが自作PCならではの問題もある。以下でそれらをまとめて対処法を紹介。
自作PCならではの原因
自作PCならではの原因は基本ハード側の問題になる。つまりPCパーツ関連。
ボトルネックが起きている
PCはCPU・GPU・メモリ・電源など複数のパーツで構成されているが、これらのパーツ内で性能の差が大きいとどんなに高性能のパーツを使っていても低性能のパーツに制限をかけられてしまうため思うように性能が発揮されない。この現象をボトルネックと呼ぶ。
このボトルネックが起きやすいパーツはCPUとGPUの2つ。片方の予算をケチったり偶然Amazonやパソコン工房で片方だけハイエンドのものが手に入ったりした場合は要注意。
ボトルネックが原因の場合の対処法は言わずもがなCPUもしくはGPUの交換をすること。以下ボトルネックが小さく済む構成の一覧(ブログ主はIntel派なのでRyzenやRXの方はわかりません)。CPUは13世代以降のものを基準にしてます。
- RTX4090→Core i9シリーズ
- RTX4080→Core i9シリーズ
- RTX4070→Core i7シリーズ
- RTX4060→Core i5シリーズ
- RTX3090→Core i7シリーズ
- RTX3080→Core i7シリーズ
- RTX3070→Core i5シリーズ
- RTX3060→Core i5シリーズ
- RTX3050→Core i5シリーズ
- GTX1660SUPER→Core i5シリーズ
- GTX1630→Core i3シリーズ
メモリの容量が少ない
上のボトルネックと被るがメモリの容量が少ないとPCの動作が重い原因になる。これまた費用をケチったりしてメモリ4GBのもの1枚で済ませたりすると大変なことになる。
最低でも8GB、3Dゲームをしたい場合やイラスト制作・動画編集をする場合は16GBは欲しいところ。
PC内部が埃まみれになっている
PC内部の掃除をサボっているとファン周りが埃まみれ(ひどいと雲海になってることも)になったりするがこれもPCの動作を重くする原因になる。
めんどくさいと言わず定期的に掃除をしましょう。ファン周りはもちろんスロットに埃や砂が入ってないか確認する。掃除をする場合は完全にシャットダウンして放電してから。
一般のPCと共通する原因
ここからは家電量販店などの一般的なPCと共通する原因。
アップデートが入っている
Windows Updateなどが入っていると当然ながらそっちに処理を取られるので重くなる。起動時は問題なかったけど突然重くなったらまずはこれを確認する。
これが原因だった場合はアップデートを最優先して済ませてしまうこと。急ぎの場合は中止してしまうのもよし。後でアプデを忘れずに。
ソフト(アプリ)をたくさん起動している
ソフトやアプリを同時にたくさん起動しているとこれまた処理が増えて重くなるので不要なものは終了させておくこと。
スタートアップで起動しているソフトが多い
スタートアップで起動するソフトが多いとこちらも処理が増えて重くなる原因になる。スタートアップの設定を開いて不要なソフトを外しておく。
ストレージの容量に余裕がない
ストレージの容量に空きがない、パンパンの場合もPCが遅くなる原因の一つとなる。ゴミ箱に入ってるものを削除したり、キャッシュ/クッキーを削除したり、使わずに眠っているファイルを外付けHDDなどに移動するなどしてストレージに空きを作りましょう。
電源プランを高パフォーマンスにする
意外にも電源プランを高パフォーマンスに設定すると動作が改善されたケースが多々ある。また省電力モードだと別の問題(KP41病)を引き起こしたりする可能性があるので見直してみるといいかも。
電力プランを変更する方法については以下の記事を参考に
ウイルスに感染している
ウイルスに感染しているとやはりPCの動作が重くなる原因につながる。ウイルス対策ソフトを起動してウイルスに感染していないか確認してみる。
ウイルス対策ソフトはたくさんあるのでそれぞれについて説明しきれないので割愛。
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